五つの顔を持つ私
「…麗様、お部屋までご案内させていただきます…」
“奴隷”のしょうが前ヘ進み出る。
あ、勘違いしないでね?
“奴隷”といってもそんなに酷いことを強要しているわけじゃない。
住み込みで私の言うことをすべて忠実に聞く使用人みたいなモノ。
給料も自由も休みも与えられない代わりに生活費や食費、住むところ、生活の場、寝る所など生きていくうえで必要最低限のものは提供してあげている。
それにこの生活を望んだのはしょう自身。
奴隷は執事やメイドとは違う“特別”なの。
実は…、しょう以外にも奴隷はあと一人いるんだよね…。