五つの顔を持つ私
無表情で表情が一切ない。
この子は3才。
もう一人の“奴隷”。
生まれてすぐに門の戸口に置いてあった子。
最初は施設に入れようとしてたけど私が引き取った。
元々あまり泣かず感情表現が乏しい子だったけど成長していくにつれて忠実に命令を聞く人形のような子に育ってしまった。
この子の名前は私が決めたの。
「あーちゃん、パーティー用のドレスは準備できてる?」
「はい」
「そう。では書類を持ってきて」
「かしこまりました」
私は黒木財閥社長代理として様々な仕事をしてる。
今も明日の重役会議に向けて書類整理をしなきゃいけない。