お菓子よりも甘く



ー土曜日ー






「聞いてーなんかさ」


『うん?』



瑠々とのデートの日


外でちょっと遊んでから
俺の部屋でまったりと過ごす


「最近輝樹がおかしいの」



この間会ってからか?


『ふーん...どんなふうに?』


「んー、私に対する執着が
なくなったっていうのかな?
前みたいにグイグイこなくなったよ」



...あの子の胸の棘は
無事に取れたんだろうか


『そんで、弟が構ってくれなくて
お姉ちゃんは寂しいと』


「なっ...ち、違うよ!」


『はいはい、素直になれ
まぁ瑠々には俺が居るしなー』


言いながら、抱きしめる


「ちーがーう!
やっと姉離れして安心してるのー!」


何やらわめく瑠々を撫でながら
これからゆっくりまた、
瑠々といちゃつけることに安堵した


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