雨の中の君
「よしっ!」
無事、渡せたわたしはガッツポーズをした。だけどなぜ、そこまで彼に必死なのだろう。
昨日会ったばかりなのに....。
眩しい...。なんだか、部屋がやけに明るいなぁ。
目を開けたわたしの目に入ってきたのは陽の光だった。
やったー!!お日様だぁ!
今日はいい1日になりそう♪
窓の外を見ると、彼はいなかった。
「まっ、そりゃそうか。」
1人で納得したわたしは、友達を誘い久々に街へ出かけた。