メガネのヒメゴト
眼鏡越しに右手に初めてのリングが光っている。


何も知らないでいたほうが、幸せだったのか。


何もいわないほうが、そのヒトのためになったのだろうか。


シャレた店なんか、いかなくていい。


あなたとの時間があれば、それでいい。


きどらない場所で、二人だけの時間を過ごしていきたい。


それだけでおなかいっぱいだった。わたしは。


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