【完】無口なヤンキーくんに溺愛されました。




「ちょっと待とうか、桃菜。」



いつもはださない、
低いひくぅ~い兄の声。



逃げようとした足がすくんだ。


名嘉も口をすべらしてしまったと
思ったのかやべっ、と呟き口を閉じる。



裏切りものぉぉぉお!!



「彼氏ってどういうこと?
 てか誰なわけ?
 俺に内緒とかひどいでしょ。
 てか許さないからね。
 認めないからね。
 誰であろうと絶対に!!」



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