傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
百合side
あぁ、朝だ。
小さい窓から見える小さな光。
この部屋にベッドなどない。
ただの空き部屋に、毛布と呼べない小さい布切れがあるだけ。
起き上がりたいけど、体はもう鉛のように重く痛い。
バンッ大きな音を立てドアを開ける人はただ1人。
「いつまで寝てるわけ?だらしが無いのね。」
午前5時から嫌味たっぷりの言葉をかけてくる。
腕を組んであたしを睨むあたしのお母さん。