傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
真一の車に乗り、BARへと向かった。
BARは、ここら辺じゃ珍しく24時間営業しているらしい。
カランカランと入った。
懐かしいこの暗さ。
「いらっしゃい、久しぶりですね」
マスターが迎えてくれた。
BARの中のお客さんはいつもより少ない。
まあ、この時間は仕事や学校だろう。
カウンター席に座り、百合を待った。
約束時刻よりまだ1時間くらい余裕がある。
「早いな」
横を見るとそこには鳩がいた。
「今はこねえぜ、仕事中だ。」
俺の席の隣に座る鳩。
「知ってる」