傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
百「どうゆうこと?あたしは殺してない。」



人を殺してない。




お母さんが殺したのに。







女「言い訳するわけ?もうさ、・・学校中、いや、此処地域全体あんたが父親を殺したことになってるよ?」







女「自分が殺したのに母親に擦り付けるなんて最低。この人殺し」






学校中・・





百「そ、それは――」





女「そこまで言われても言い訳するなんて、どういう神経してんの?」





女「人殺しは消えろ」







・・どうして?






私は、・・殺して無いよ・・





私の席の場所に行くと・・机が、イスがなかった。





百「私の机と・・イスは?」





女「人殺しに机なんて要らないでしょ?」




百「私はお父さんを殺して無い!!」




女「嘘つくなよ」




百「殺してなんか!!」




周りを見ると私の・・味方はいなかった。






近寄ってきたのは、バケツを持った親友の西岡志桜里。




志「・・人殺し。・・も・・もう私に関わらないで」





そう言って私にバシャっと水をかけた。






・・・・志桜里。









志桜里ならあたしのこと信じてくれると思ったのに。






ねえ、なんで?
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