傷を負った私を助けたのはヤクザでした。【完】
悲しい顔をして謝るのかな。
申し訳ないって言われるのかな。
最低なお母さんだね、なんてあたしに同情するのかな。
早く言ってよ、なんて変な言葉をかけられるのかな。
どれも嫌だ。
カサっと少しだけ窓の外から音がした。
ベッドから降り窓を開けるとヒューと冷たい風が当たった。
冷たい…
カサカサ
百「…紙?」
窓のふちに不自然に挟まれた二つに折られた紙切れ。
百「これを見たらスグ捨てる事…?」
中を見たらそう書かれていた。
「早く捨てろよ」