今日も君に翻弄される。

Ⅱ 照れ屋なだけです

遅れる……!!


わたしは焦っていた。

ものすごく焦っていた。


この際スカートがうるさくはためくのなんて気にしていられな、


いや気にするけど今は置いておいて。


要するに、ピンチなのだった。


遅れたら絶対絶命の危機に見舞われる、遅刻厳禁な待ち合わせは和泉くんとのもの。


勉強会をするのだ。


放課後近場の図書館で待ち合わせよう、と発案したのはわたしだった。


ちょっと本格的に、数学で見るのも恐ろしいような点数を取ってしまったわたし。


……お祝いしたのにすみません。


勉強会は、えぐえぐと沈むわたしのぼろぼろにひどい点数を心配した和泉くんが、しぶしぶの体で了承してくれて始動した。
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