名前を教えてあげる。


慌ただしい手つきで美緒のピンク色のプリーツスカートを捲り上げ、太腿に指を這わせた。


「美緒…I like va-jj of you more than strawberries…」

きごちなく美緒の首筋にキスの雨を降らし、順は英語で呟く。


「…何?バジィ…苺よりなんだって言ったの?」


美緒は甘い吐息を吐きながら訊く。


「苺より美緒のここが好きだって……
すげえエロいんだもん、美緒の。入れると吸い付いてくる…」


言い終わらないうち、順の指が乱暴に下着の中に差し込まれ、美緒はきゃっ!と小さな悲鳴を上げて海老反りになる。


抵抗するような美緒の動きに、順の指はさらに強引になる。わずかに痛みを感じた美緒が身をよじっても、加減することはなかった。


それも仕方なかった。


美緒と順は、ひと月ほど前に結ばれたーーーーこのベッドの上で。


美緒はもちろん、順も初めてで、順は新しく覚えた快楽に夢中だった。

順の勉強が済んだあとは、ご褒美といわんばかりに美緒の身体を求めてきて、美緒も生理日以外は拒まなかった。


でも、それはしばしば美緒に身体的な苦痛と羞恥心をもたらした。






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