名前を教えてあげる。


「誰……?」


人差し指で鼻を押さえながら、首を傾げた。すぐに記憶が蘇り、大きく頷いた。


「あ〜あいつだ!懐かしい、なんだろ?」

ごくり、とお茶を一口飲み込んだあと、メールを開いた。






突然のメール、失礼致します。
中里家代理人弁護士 鼻隆でございます。
ご無沙汰しております。

このたび、中里順様ご本人からご依頼がありましたのでご連絡します。









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