甘いキスをわたしだけに。



「好きだよ」



遠くに聞こえる声に私は
眠りから覚めた



頬に雅の唇を感じる











「雅…待っててね」









わたしはやっと最後の踏ん切りがついた




「別れよう。」





やっと、言えた



言ってみると案外言えるもんだ



ただ私が逃げてただけ



3年間のありがとう、と、さようならを
込めて終話ボタンを押した



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