To important friends
間違いなく、僕より断然頭も良く、容姿も整っていた彼女にとって僕が彼氏だったと言う事実は間違いなくろくでもない思い出になったに違いないと心から思う。

よくよく考えてみると、あまりにも僕にとって出来すぎた出会いだった。

何かの罰ゲームで、僕に告白して、付き合ってくれたのではないかと思うほどに。

例えそうであったところで、僕がそんな彼女に、なんでだよとかそんな感情をぶつける資格は僕にはない。

間違いなく僕の心にいるのは母の友人の娘さんで、彼女ではなかった。

数週間であれ、そんなろくでもない僕と付き合ってくれた彼女にはお礼は言えても文句を言う資格など僕にはない。
< 28 / 64 >

この作品をシェア

pagetop