ただいまぁ
ただいま
小学生だった頃の俺。

家には家族がいる。父親も、母親も、兄ちゃんも。

小学校から帰る時間は家には母親がいる。

家に帰ったら、

『ただいまぁ』、母親が『お帰り』。

何気ない風景、どこにでもありそうな家庭環境。

迎えてくれる人がいた。

帰りを待っていてくれる人がいた。


それが幸せとは思ってもいなかった。

いつものように、毎日、毎日、『ただいまぁ』『おかえり』


ずっと続くと思っていたのに…
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