シオン【完結】
「おい!どういう事だよ!?」
「…もう少ししたらわかるかもね」
「意味がわかんねえよ!おい!!」
掴もうと、その光の中へと手を伸ばすが、その手は虚しくも宙を掴むだけだった。
光と共に男の子が、消えてしまった。
途端に暗くなる室内。
静かな、いつもと変わらない俺の部屋。
だけど、昨日久美はここにいた。
確かに、俺の部屋で笑って、泣いていたんだ。
どういう事だよ。
元に戻ったって。
あれだけじゃわかんねえよ。