さわやか☆3組
ひとり呟いてみたところで、そんな自分が滑稽で吹き出す。いやしかし、日々無気力に生活する何の才能もない自分が人生のほんの一瞬でもそんな哲学的なことを考えてみてもいいだろうと、自分を納得させた。

そして何となく漠然と、今日は何か人に親切なことをしてあげたいと思った。

そうでもしなきゃ、日々無気力に生活する何の才能もない平々凡々な自分の存在意義を自分自身が見失いそうな気がした。

そもそも存在意義なんて必要?

このままその他大勢に埋もれて、流れに身を任せ、それこそ平々凡々に生きる方が楽なんじゃないの。

いや違う。

そうなるにはまだ絶望が足りない。
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