好きなのは私だけでいい
プロローグ
ーーー別れよ?

静かな部屋に響くのは私の声

ーーー…分かった…。

ほんの少し間が空いて伝えられる言葉

分かっていたんだよね

私が言うの

君は私の理解者で私は君の理解者だから

一番に気持ちが考えが分る

「ごめんね」それだけを伝えて部屋を出る

自然と、涙は出なかった

これで歪な恋愛はこれで終わりになるはず

…だったんだけどね

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