俺様と双子達
あぁ…。



悠陽だ…。



優し過ぎるキスをするのはあたしをいたわってくれてるから?



「悠チャン好き…。」

「さっきも聞いた。」



それは『さっきも聞いたけどもっと言って』って意味!?



恥ずかしくて言えないよ~!!



「ミューといると落ち着く…。」

「うん。あたしも悠陽といると安心する。」



昔から一緒にいるからかな?



なんか悠陽は安らぎをくれる。



もうこうして抱きしめられても全然イヤじゃないもん…。



幼なじみは卒業できたって事かな?



「ベッドにご招待。寝よ?」

「抱っこ。」

「美羽もたまには甘えんだな。」



そんなに小さくもないあたしを悠陽は軽々とお姫様抱っこする。



悠陽はやっぱり男の子…。



そう甘い気分に浸ってたのに…。



「ぎゃ!!」

「重いんだよ。」



ベッドに落とされた…。


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