俺様と双子達
マリアは俺達の隣で唖然としてる。



ってか邪魔だな。



「俺、英梨にしか興味わかないの。事務所まで移ってもらってマジごめんね?」

「うまく行ってないんでしょ!?」

「行ってる。すげぇラブラブ。」

「あたし何のために…。もうイイ!!また戻るから!!そしたら社長に言ってやるし!!」



そうかそうか。



やっぱりバカだな。



「マリア。」

「社長!?」

「あっちの事務所と揉めてうちに来た奴をあの木下が受け入れるか?しかも相当派手に揉めたらしいじゃん?」

「だってそれはっ!!」

「木下を敵にまわしてうちを辞めたらどこも雇ってくんねぇな。この世界にいたいならここのやり方に従え。」



そうそう。



ヒロの言う通り。



「この事務所、芸歴の先輩後輩は関係ねぇからな。」

「えっ!?」

「稼いでる奴が偉い。恭一さんが一番偉くて次に偉いのが蒼斗だ。その次が英梨。お前は相当下っ端だな。」



英梨ってそんなに稼いでたのか…。



抜かれないように努力しなくては…。


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