鈴姫伝説
え……女王……?
しかも、カレンデュラのって言ったよね!?
それに……『やすらぎの鈴』って……。
左手についているブレスレットを見ると、いつもはそこについているはずの黄緑の鈴はなかった。
さらに、青色の鈴も……。
「俺はロイル。
カレンデュラで、剣士をしている。
『すばやさの鈴』だ」
無表情を崩さない彼は、長く黒い髪を揺らしながら呟くように言った。
この二人は鈴。
そして、あたしだった人たち。