鈴姫伝説
この沈黙を破ったのは、女神様だった。
「話はいろいろミューマに聞いています。今日はなんの御用事で……?」
品のいいしゃべり方に、あたしの緊張が高まる。
「千について……知っていますか……?」
とてもストレートな質問。
あぁ、別の質問なかったかな……あたし。
自分でした質問に後悔……。
もっと、分かりやすく言えれば……。
しかし、彼女は優しくふんわりと笑ってくれる。
彼女はゆっくりと赤い唇を開いた。
「千……なつかしいわ……」