人喰い人
2009年冬
2009年冬
平凡な中学生活最後の冬
この冬の俺の決断で全てが変わった。

長野県長野市
360度山々に囲まれてる。
長野県で1番の都心とは言われてるものの来たことある人はわかると思うけど
遊びと言えばみんな5個も言えない。
夏は海に行きたいけど新潟まで行かないと海はないし、冬は大雪で食料物販は止まる。
電車は長野市は普通に電車はあるけど田舎に行けば1時間に2本なんて所もあるし長野駅の隣ですらなんと無人。
用は田舎。

俺の名前は矢野渚
この物語の主人公
この時中学3年生
父親は普通の会社員。母親はパート勤。
親父がローンで買った家と犬が2匹
中学校から徒歩10分の住宅地に小学校5年生から住んでる。
ちっちゃい頃に特技が欲しくて始めた空手はこの頃にはもうやってない。
厳密には中学1年の時には辞めてしまった。
行くのがダルくて。
他に特技はないに等しい。
小学生までは私立中学に行くだの将来は長野高校(この辺で1番頭のいい高校)
に行くだの言っていた。
でも、中1まで。
中3のおれはなりヤン
なりきりヤンキー
厳密には当時メンエグで流行ってたギャル男みたいな髪型
高校には行きたいから学校は行ってた。
たばこをばれないように吸ったり夜たまに遊んだりしてた。
その程度のやつ。
中学校3年の冬はみんな受験で勉強。
もう勉強に着いていけなくてグレた振りをずっとしてた。
雪が降り出した11月。
[何してんの?]
メールが届いた。
差出人は友達の吉山。
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