俺様王子と2℃の恋
「お前、本当に根性曲がってるぞ……」

 なんて言ってくるからちょっとムッとしたけど、それでもやっぱり、私たちの経緯を考えると、おねーさんはなくてはならない存在なのだ。

「樹が女の子苦手じゃなかったら、きっとあの後、私たちの間にはなにもなかった」

「……ちかん?」

「うん……助けてくれた樹に私がお礼して、それで終わり。樹には既に美人な彼女がいて、私のことなんて目もくれないの」
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