また、キミに逢えたなら。
子ども用のスペースには見知った子が何人かいた。
私を見て色んな子が集まって来る。
みんなそれぞれ病気を抱えているけど、一緒にいる時に病気の話をする子は一人もいない。
楽しいこの空間にいる時だけは、そのことを忘れたいんだと思う。
だからどんな病気なのか詳しく知らないし、誰も病気について触れて来ないから私も聞いたりしなかった。
「莉乃ちゃん、宿題教えて」
「いいよ」
教えなくても樹里ちゃんは賢いから答え合わせをしてあげるだけなんだけど。