また、キミに逢えたなら。
樹里ちゃんが戻って行った後、宿題をしようとイスに座ってみたのはいいものの……。
全く手に付かない。
さっきの悲しそうな樹里ちゃんの顔が頭から離れなかった。
「何ボーッとしてんの?」
短パンに長袖姿のシロー君が私の目の前のイスに座った。
整った綺麗な顔立ちと、上品なその雰囲気にドキッとする。
……あ、逢えた。
目を合わせているのが恥ずかしくて視線を下にずらした。
尋常じゃないくらいドキドキするのは
……どうして?
そう思うのと同時に樹里ちゃんのことが頭をよぎった。
「自分のバカさ加減に反省してたというか……ショックを受けてたというか」
「ははっ、なんだそれ」
シロー君はそんな私の言葉を聞いて吹き出した。
「何もわかってなかったんだなって」
心から思い知らされた。
「今さら気付いたの?」
「えっ?」
思わず顔を上げる。