赤い海
家に着いて、二人で入る
花梨さんたちはまだ学校
今はお昼。
「洸ありがと」
「あずッ!!」
と後ろから抱きしめられた
「どうしたの?」
「ごめん俺・・・臆病だった・・・。何も残せないのが辛くて
あずのそばにいられなくなるのが辛くて・・・」
そうだよ・・・洸の方があたしなんかよりずっと辛いんだ
あたし・・・馬鹿だな・・・。
「洸は残してるよ・・・。」
「え?」
「あたしのお腹の中には・・・洸との命がいる」
「・・・・・・・。あず・・・。だな。俺らの・・・命が・・・残ってた」