被害妄想ダーリン


「お前ら殺すぞ!生のまま取んな!!」


そして、慎一さんにしばかれてる…。
…いっか。仲良いなら、それで。



「でも、いつまでかなあ…」


私がそう呟くと、美希がキョトンとした顔をした。


「…なにが?」


「いや、なんでも無い。」



いつまで、“ここ”にいられるのかな…忘れてたけど。


修司くんが、
もう一度、


高校生活を過ごしたいって言ったから…
美希達と会えたんだよね…。



卒業したら…
修司くんも妖精と…


私も美希と…


会えなくなっちゃうのかな…。



「勝負は引き分け…かな?」


「…えっ?」


修司くんと妖精は、今も大食い対決してるみたいだけど、どっちも辛そう。



「いつまでやるんだろうね?」


「ずっとちゃうかな?」



美希はそう言って笑った。



「ずっと…?」


ずっと…あの調子?



「慎一さんっ!もう無理です…食べれません」



「ふざけんなっ。俺の焼いた肉が食えへんのか!?」


「森川先生は無茶するねっ」


………。


「ずっと、仲良しかあ…」


そう呟いた。
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