白苺珈琲店
白いハウス


そしてアリスはまだ歩いていた。


「………なんか見たことないところばっかり…」

歩いていくとアリスの見知らぬ森林ばかりだ。

「迷った?の?遭難!?」

アリスは怖くなった。

自分が一人ってことを。

「どうしよ…………誰か…………………っママァーっ!」


泣き目になりながらただひたすら走るばかりだった。

「やだよ!こんなところで遭難なんて……」

泣き叫ぶアリス。


「どこか…家…ないの?」

アリスは走って走り続けた。







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