好きとスキが重なった日
昨日とは違う彼
靴箱で上履きに履き替えて、教室に向かおうとした時
誰かに声を掛けられた。


これはまさか・・・


「君ちょっといいかな?
俺、生徒会長やってるんだけどさ
君…後二、三分で遅刻するよね?」


「はい、まぁ…
善は急げ!って言いますが、今走れば間に合います!
まだ遅刻したと決まった訳では…」


「でもこのままのペースだと、いつ遅刻するか分からないだろ?な?」


「そうですけど」




何よ、生徒会長やってるからってこの上から目線・・・



こういう話してる時間が私にとってはタイムロスなのー!!



その時、キーンコーンカーンコーンと朝礼が始まるチャイムが鳴った。




走ったら間に合ったのに、もう最悪だよ。

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