好きとスキが重なった日
「あ!美莉亜丁度良かった!
せっかくだから美莉亜に紹介しようと思って♪
優介のこと覚えてるでしょ?」


キッチンから、麦茶を入れたコップをおぼんに入れて持ってくるお姉ちゃん。
私はお姉ちゃんに訊きたいことが沢山あった。


昨日、薄々そうじゃないかと勘づいていたけど、彼氏交換する人が元に私の好きだった人だなんて、意地悪すぎるよ・・・。



「うん、それはもちろん知ってるけど
悠真は?悠真はどこにいるの?」


「悠真くんはもうすぐ来るよ!それより早く着替えて来なよ~
もう10時だよ?」


「あ、うん、分かった」



休みの日だと思って、うっかり携帯の目覚ましを10時に設定しちゃった…。


それより、付き合ってる割には二人とも、何だか他人行儀みたい。
普通付き合ってるなら、もっと仲良くしてるはずなのに…。


何かおかしい。
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