優しい瞳
ただの、ケンカじゃないけどね。


「けんかぁ?ばかやなぁ。」

「うるさい!」

啓太と話してると、今日の事なんか
忘れてしまうよ。

啓太・・・

「それよりさ、啓太は毎日走ってるの?」


「おう、そうだよ!」

「すごいねー!尊敬、尊敬!
てか、勉強しろ!」

「まぁ、バスケしかしてこなかったから
今更、親に何も言われんけどな。」

「てか、彩も早く家戻れ!
何かあったら、メールしていいから。」

「うん。わかった。
じゃあ、帰るね。」

「送ってくわ。」

いやいや、啓太逆じゃん!
「大丈夫!!近いし!」

「いいの。俺が、送りたいだけやから。」

「わかった。」

あれこれ、話してると家の前まで来てしまった。
啓太と話してると、楽しいなと思ってると、玄関が勢いよく開いた

「彩!!探してたんやぞ!
携帯でろや!あほっ!」

お兄ちゃんうるさい・・・

「あれ?理人先輩?」

「ん?だれや?
おぉーーー!啓太やんか。
お前ら、付き合ってんの?」

「付き合ってないよ
ただ、心配して送ってくれただけ。」

「おぅ、ありがとな。理人!
彩、はよ家はいれよー!
じゃあな、啓太!」

「さようなら 理人さん」

よかった。お兄ちゃん、普通に接してくれてる。

あれ?なんで、啓太とお兄ちゃんが知り合いなんだ?

「啓太!なんでお兄ちゃんと知り合いなの?」

「んー?高校の先輩だよ」

あぁ、お兄ちゃんもバスケ強豪校だったもんね。」

「彩!じゃ、帰るわ、」

「うん。おやすみ




あと、ありがとね。


じゃあね!」






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