片想い、両思い、
友達
教室に着き、
自分の席へと着いた。

近くには、明るそうな女の子が座っていた。

「あの・・・!!」

座っていると、後ろから、明るい声が聞こえた。

「え?あたし??」

おそらく、あたしのようだ。

「あたし、七瀬沙希っていうんだけど、よろしくね!」

え―っと・・・。
これって、友達になろって意味・・だよね??

「あ、うん!よろしくね!あたしは、中村美央って言うよ!」

やったあ―!
二人目(?)友達だあーいっ
ますます、あたしのテンションは上がった。

「先生とか、どんな先生だろーねー」

「そだねー。あんまりうるさくない先生がいいかなー?」

「えー?美央ちゃんって、意外に楽なほういくんだねっ」

意外って顔をしながら、沙希ちゃんは言った。

「そんな感じかな!あ、美央でいいよー♪」

「あははっやっぱ?あたしと似てるぅー!んじゃあ、沙希でいいからねっ」

にこにこと笑いながら、沙希は言った。

「沙希って、結構男の子にモテるでしょ?」

「えー?そうかな??それがもてないんだよー。」

沙希は、首をかしげて言った。

あたしが、もてるでしょって言った意味は、
沙希は、顔も整ってて、笑顔も可愛くって、
性格もよくって、いかにも男の子が好きそうなタイプだったから。

「え!!そうなのー?」

あたしは、びっくりした顔で言った。

「そうだよー」

その時・・・

「沙希!!おはよん♪」

明るく、まっすぐな声が聞こえた。

「あ!かこ!おはよー」

かこ・・?

かこっていうんだ。この子。

かこという女の子は、
スポーツ系の女の子で、
結構動くタイプの子だった。

「何々?もう友達できたのお??いーなあー♪
         さっすが!沙希」

ズキン・・
胸が痛んだ。
なんで??
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