激甘警報発令中!恋人たちの甘い ラブ・ジュレ
「孝二さん?」

「ん?」

「もし帰国が決まったら私をこっちに置いて帰っても構わないわ。」

彼はすぐに答えなかった。

たぶんそうするしかない状況になるとわかっているからかもしれない。

「俺は会社に動かされているコマの一つでしかない。」

「だから?」

「いつでも決断できるよ。心配ない。」

「そう。」

「百合乃?」

「何?」

「愛してる。」

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