大好きだから、、、
――…

「だあ!」


ガバッと起き上がった私。
これ今日二回目…


横を向くと涙でグショグショの
麻也。

どうやらここは保健室みたいだな…

ふいに思い出す
兄の顔

「…っつ」

頭痛が頭に走る。


『お前がいなければ…!』


頭を抱え込む。


「だいじょうぶ?
さな…」


「だ…いじょうぶだから…
教室戻ろ?」


無理して微笑んだ。

「わかった
教室戻ろっか…」



――…
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