夏恋[続]
6章



お祭りは終盤になり、花火の打ち上げが始まった。

私と篤希の手は繋がれたまま。



「綺麗…」



花火の音にかき消された声は篤希には届かない筈なのに、まるで返事をする様に自然と手に力を込め合う。

やがて最後の一発も終わり、辺りはすっかり暗くなっていた。



「帰るか」

「うん」



花火の音が耳の中でこだました。

明日の早朝、家へ帰る為出発する。

篤希のおかげで4日間とても楽しかったし、篤希のおかげで初めての気持ちを知る事が出来た。


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