☆レインボーメリーゴーランド☆
1.お兄パニック☆

人生初かもしれない。



こんな快晴な空、きらきらと光る太陽!



そんな日を私は待っていた。


朝…


「チュンチュン」


小鳥の声で私は起きた。


あ…私の部屋。


「新しい恋するぞおおおッ」


中2になっての第一声。



変だな、私。



後で後悔するわ笑



お兄に起こされ無いのも初めてかなぁ…



「己梨編((みりあ))はやくはやく!」




お兄は急いで言った。



言ったそばから来たし。


行くから待ってて…


「ちょっと!!大変なの!!」


ドア越しからはっきりと聞こえるような
大きな声で言う。



「うるさい。お兄。」


お兄は黙ればいいのだよ。


「…助けて…」


その声は、力なく聞こえた。


聞いてないことにしようか。
いつものことだし。



「ねぇ…」



無視無視。



「大変だって言ってんじゃん!!」


お兄切れた。



ここまでうざいの初めて…

心配になって来た…


「なに。お兄…。」


ゆっくりと部屋のドアを開ける。



はいっ?!



「お兄…?!大丈夫?!」



お兄は倒れて居た。



「…ごめんっお腹痛い…。」


「そんなことで倒れてんのか?!まずお母さんに言うべきだろ?!
しかもいつものパターンがレベルアップしてるよ?!」



イラついた…



清々しい朝を満喫してたのにぃぃ


「学校から帰ったら
ひっぱたいてやるっ」


バタバタと準備して、


「行って来ます!!」


怒ってんのは隠して…ね?


ニコニコとドアを飛び出す。
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