嫌い
タイトル未編集
大好きだよ。
愛してる。
それ以上の言葉がどこにあるって言うの?
けれど、あたしは永遠は信じないわ。
永遠なんておろかなもの。
いつかは壊れてしまうのだから。
それならいっそ、信じないほうが楽なのよ。
賢い生き方なのよ。
愛なんて言葉に流されて傷つきたくは無いの。
あたしはあたしらしく生きていく他ないのだから。
あたしはあたし。
そんな分かりきった事を言う人が一番嫌いなんだけどね。
あたしはあたしじゃないから。
あたしであるようにして、あたしが一番理解していないから。
あたしはあたしじゃないのよ。
きっと、誰か。
時には、そう思ってしまう事でさえあるのよ。
二重人格。
そう思えば楽なのかもしれない。
けれど。
逃げている気がするのよ。
自分が嫌い。
大嫌い。
醜い。
けれど、だからこそ逃げたくない。
でも。
正面から向き合う事もできないのよ。
あたしが弱いから。
怖いから。
きずつきたくは無いから。
これ以上、汚いものを目にしたくないから。
だから、あたしは逃げてるの。
どこまでも。
どこまでも。
どこまででも・・・。
生きている限り逃げ続けるわ。
逃げることがあたしの人生なのよ。
そう思う事で少しでも楽になりたいのよ。
あたしはあたしがだいきらいだから。
認めてくれなくても良い。
大嫌いだといってくれて良い。
ただ。
あたしの存在を否定しないで。
こんなあたしだけど、否定されると立ち直れなくなる。
弱いでしょ?
弱すぎ。
自分でも嫌になる。
愚かだ。
これがあたし。
皆の前でへらへらと笑うあたしはあたしじゃない。
周りよりもずっとずっと。
性格は暗いよ。
どこまでも暗黒に続いているもの。
自分でも理解できないほどの暗黒に。
包まれているのよ。
どこまでも。
どこまでも。
それがあたし。
だれからもみられたくないあたし。
けれど、これが本当の姿。
誰からか。
認めてほしかった。
必要としてほしかった。
誰かの唯一無二の存在になりたかった。
ずっとずっと。
愛してるなんかじゃ足りないのよ。
生きてっていってほしかったのよ。
これから先もずっと。
あたしは弱いまま。
偽る事だけを覚えて。
強くはなれずにこのまま。
いつまで戦えばいいの?
あたしはどこまであたしを演じればいいの?
みんなから優しいって言われるあたしは
あたしじゃないのよ。
優しくなんかない。
人の好き嫌いは誰よりもはっきりしているわ。
あいまいなラインなんて無いのよ。
これがあたしなのよ。
信頼できる。
本当に?
あたしですら理解できていないのに。
あたしなんかを信頼できるの?
あたしは自分って言う人間が一番嫌いなのよ。
誰よりも。
世界中の誰よりも。
一番に。
いつだって本当は。
今すぐに死にたいのよ。
これがあたし。
あたしはあたしが見えていないの。
誰よりも自分を理解していないの。
あたしを大切に出来ないの。
どうしようもなく嫌いなの。
自分という存在が。
大嫌い。
大嫌い。
どこまででも大嫌い。
認める事なんて出来ないのよ。
あたしはあたしが大嫌いだから。
変わらない事実。
これからも変わらない。
自分を大切に。
なんていうけれど
それはあなたが自分を好きになれたからでしょ?
あたしには無理。
大嫌いな人を好きになろうとする事のほうが簡単だわ。
あたしはあたしが大嫌いだから。
他の誰よりも
世界一。
だから、認めてもらえなくても良い。
あたしが死んで泣いてくれる人がいなくても良い。
忘れ去られても良い。
あたし自信があたしを愛せないのだから。
愛する人も
大切に出来ないのだから。
だから、あたしを嫌いになってもいいわ。
けれど、けれど・・・。
否定だけはしないで。
どこまでも
生きていきたくなるから。
そんなのごめんだから。
あたしはあたしを大切に出来そうにないから。
つらいだけ。
生きてても何も無いのよ。
あたしが嫌いだから。
向き合いたくないの。
どこまでも。
いつまでも。
きっとこれから先もずっと。
あたしはあたしが大嫌い。
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