わたしの癒し



『輝以外の人になでなでしてもらっても
落ち着かないの。』

『すべてが違って、安心できない。』

『わたし輝じゃなきゃいやなの。』

涙がでてきて、輝の胸に顔を埋める


「うん、ごめんな。俺も愛じゃなきゃいやだ。」

「なでなでするのも、愛の目にうつるのも俺だけでいい。」

『…じゃあ、別れるなんて言わない?』

「うん、もう絶対言わない。ごめん。」

『…約束だからね?』

「おう。」

だんだんと二人の距離が縮まり、重なり合った時に大きな大きな花火が真上にあがった。

< 149 / 171 >

この作品をシェア

pagetop