ルーム★シェア〜大嫌いなアイツと同居中〜


誰にも相談できぬまま、あたしの下駄箱に気味の悪い手紙が入れられるようになってから、かれこれ2週間が経った6月上旬のある日。


この日あたしは日直で、放課後黒板の掃除や日誌を書いたり、担任に頼まれた雑用をしていて、家に帰る時間がいつもより随分と遅くなってしまった。


下駄箱で靴を履き替えて校舎の外に出ると、空は藍色に染まり始めていた。


今日は、あたしが夕飯を作る日だから、早く家に帰らなきゃ!


と、その前に、一応大和にメールしておこう。



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