辛口な君は苦手です


完成した卵がゆと冷蔵庫にあったリンゴを切って神崎のいる部屋まで持っていく。





コンコン




「神崎?.....起きてる?」






「あぁ、ゴホッ」



いつもよりも弱々しい姿。
…熱あると辛いよね…







「作ったけど食べれそう?」






「あー、食うのダリぃ。



お前が………食わせて…?」






え、なにこの言葉と表情のあっていない人。
ダリぃとか言ったくせに口をあけて私がお粥を入れてあげるのを待っている。






いつもはいかついのに今日の神崎はなんか…かわいい。




「味、どうかな??」





「あぁ、うまい♪」





バクバクと食べてくれる神崎。
嬉しいな、美味しそうに食べてくれるの…。





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