辛口な君は苦手です
校門をでて私たちは手を繋いで並んで歩く。
前にも二人で帰ることがあったけれど、その時に開いていた二人の距離は、今ではなくなっていて、、
街灯の明かりが寄り添って幸せそうに歩く2人を照らしていた。
「チョコマン食べたい!」
「ありえねぇ、激辛チーズダッカルビマンだろ」
「それこそありえないよっ!
辛いもの食べると禿げるよ!」
「また禿げとか言う…。
おまえこそそんな甘いもんばっかじゃ太るぞ!」
「うるさいー!!!」