辛口な君は苦手です



キャー!!!!という悲鳴を聞いて我にかえる。




「ちょっと!ここ校庭!」




「じゃあ、保健室いくか。


お前の足の怪我も手当てしないとだし」




そう言って私をお姫様抱っこして保健室へ向かう神崎はすごく楽しそうな、満足そうな顔をしていて、これ以上言い返す気にはならなかった。





「ありがとう神崎♪」



「素直でよろしい。」



「ふふっ何キャラよ 笑」





――――今回の体育祭で私達が校内で一番有名なカップルになったことは言うまでもない――



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