〜LOVE GAME〜
「詳しく聞かせてくれ。」




洸が落ち着いた声でキリンに言い放った。





そして、キリンに促されるまま、四角い大きなテーブルを囲む四つのソファのうち一つのソファに洸と2人で並んで座った。




すると、他の動物たちもみんな座りはじめた。



キリンとアライグマ、虎と鳥とハムスター、牛と馬に分かれて四つのソファに腰掛けた。




そして、動物を代表してキリンさんが喋り出した。






「昨日の夜、みんなが眠りにつこうと自室にはいって、1時間くらいたったとき、急にネズミの部屋から叫び声が聞こえてきたんだ。




みんなその声を聞いて、ネズミの部屋にはいったんだ。




すると、そこには何かで刺された後があったんだ。



ネズミの死体を見ればわかるが、ナイフとかではなく、なにか尖ったもので刺された後があったんだ。


それがなにかは、まだわかってねぇんだ。



そのときの時間はおそらく12:38分だったはずだ。





ネズミが自殺するはずはねぇんだ!誰かに殺されたんだ!


探偵さんよ!犯人を見つけて捕まえてくれ!」




キリンさんは、そう言って、私と洸の方に向いて頭をさげた。
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