*生徒会の君と甘い文化祭*
第9章

心の距離




悠斗サイド



ーガチャ



寮の部屋に帰ると同室の永遠はいなかった。




でもそのほうがいい。




今の俺はクールでも無愛想でもないんだから。




「はぁー」




小さく長いため息が部屋響く。




まさかこんなことになるなんて・・・。




ご褒美だなんて初に言ったただのごまかしで、ただ俺が初と一緒に出かけたかっただけだ。


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