僕らの明日の話をしよう
また彼女が降り被る。
いまだ!
思いきり振ったバットが球をかすめた。
「あー! 惜しい! 綾センパイ惜しいよ! 超惜しいよドンマーイ!!」
光太うるさい。
でも、うん。惜しかった。
かすったよね。
もう1回。
同じ感じでいけば……。
そこから3回、私はボールをかすめて。
目が慣れてきたから、次こそはいけるんじゃないかって。
次は絶対当てよう。
そんな気持ちでピッチャーを見たら。
富田さんが、にやりと笑った気がした。