僕らの明日の話をしよう
「綾センパイ、行こっか」
へらへら笑って、私に手を伸ばしてきた光太。
その手を、私は払い落した。
「センパイ?」
「その手で触んないで」
あの子に触れさせた手で、私に触れないでよ。
なんで私、期待なんてしちゃったんだろう。
バカみたいだ。
いまさら光太が、あの頃の光太に戻るわけないのに。
私だってみちるに対して、
元のちゃんとした私になんて戻りたくないって思ったくせに。
ほんと、バカみたい。
何やってんだろ。