あの日と電話ボックス
涙の後悔
涙の言葉
雨降らないかな、ふと思う。ベンチに座っている女性は空を見上げる今は全部流してほしい、未来も幸せも。
二年間交際した彼に言われた最後の言葉
「お前重いんだよ、愛を証明してとかって何すれば満足なんだよ、悪いけど俺そこまでお前の事考えてないからな」
二年間が嘘のようなことばだ、
泣きたい、けど心が壊れたのかな泣けないや、誰か助けて、
すると、目の前の電話ボックスが鳴った
急だったので、かなり驚いて、2、3秒固まってしまった。
こーいうのはとらないほうがいい
って頭の中では考えてるのに電話ボックスの方へと吸い込まれる。
電話ボックスの中に入る。
受話器をにぎり、耳へと持っていった。
「もしもし、」小さな声で、女性が言った
「もしもしこんにちわ、いや夜だからこんばんはだね。」いかにも年寄りの声だ、
声は優しく、想像すれば優しそうなおじいさんって感じだ。
「幸せですか?」急にそのおじいさんが訪ねてきた。
一瞬ためらったが「幸せは逃げちゃいました、」とまた小さく答えた。
なぜかわからないけどこのおじいさんには何を話しても大丈夫な気がした、根拠はないけど、
「そうですか、それじゃ幸せになる秘訣を教えましょう」ゆっくりと話すおじいさん
だまって聞く私
「幸せになるには、笑顔、夢、愛、これがなくなってしまうと幸せは逃げちゃいます」愛の部分を言われた時、胸がドキッとした、笑顔、夢、愛、笑顔は彼にふられてなくなった夢は彼と結婚だったけどそれもなくなった愛は彼はなくなったけど私は?
まだ残ってるのかな?自分に聞くが返事はかえってこない。
しばらく考えていると「今あなたはその三つと自分を照らしているでしょう、それが一番してはだめなことです、もちろん先ほどの事を言われれば自分と照らし合わせしまいます、しかしそこで他の幸せをさがすのです、そうすれば見えてくるものがたくさんあります。幸せとは案外考えるの簡単ですけどそれがあるかどうかを考えるのは難しいことです」長い言葉だったが一つ一つがしっかり頭に入ってきた。
なにをすべきか、今ある幸せは何か
家族、友達、これだけでとかけがいのないものだ。
「私がんばります、たくさんたくさん
幸せ探します。」力強く言った。
「がんばってください、私はあなたを応援していますよ」この一言でさっきまででなかった涙が止まらなくでてきた。
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