浮気亭主と借金地獄妻(短編)
「そ、それは、なんて言うか微妙な味だね。」

(キムコってそんな微妙な味なの? この人の味覚って変だわ。)

「後、体の具合は何ともならなかったの?」

「時々腰にきたりしてたけど……」

(あー!!もぅ俺ってバカ!よけいな事言うなよ!)

「腰に!? 腰にくるの!?」

(お腹を壊すのかと思ってたら腰にくるのね。キムコって怖いわ。)


カップの中の国松屋のコーヒーはすっかり冷めてしまっていた。

葉子は一口、そのカップに口を付け大きくため息をついた。
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